『今日、卵巣がんかもしれないと言われたあなたへ』

 はじめに・・・

このHPサイトは、『今のあなたのために』 そして、『これからのあなたのために』あるHPサイトです。

今日、あなたが・・・思いもよらず、告知された『卵巣がん』という聞き慣れない病気の名前。

子宮筋腫や、卵巣嚢腫、子宮頸がんや、子宮体がんといった名前のガンは聞いたことがあるけれど、『卵巣がん』?

きっと、ここのHPにたどりつく前までに、あなたはきっとインターネットの検索で、必死にこの未知なる『卵巣がん』というガンについて、いろんな情報を得て、さぞや驚き、そして、いいようのない不安と恐怖に怯えているのではないでしょうか?

でも、まだあなたは、確定されたわけではありません。

『卵巣がん』かもしれないといわれた今のあなたに、本当の卵巣ガンの診断が、ちゃんと付けられるのは、手術した後です。
まず、医者は、腫瘍マーカー(※1)・超音波・CT・MRI等の検査結果を見て、あなたに今日、『卵巣がんの疑いがあります。』と言ったのだと思いますが、医者は、常に最悪の状態を想定して、人の命をどう助けるかを考えます。

そして、卵巣ガンと診断されるためには、これらの検査だけでは絶対に「卵巣ガン」と言い切れるものではなく、子宮頸がんなどの細胞診のがん検査と異なり、「卵巣がん」は、開腹して、手術中での、迅速病理検査において、患部を切除した部分を病理に回し、顕微鏡で見て、『ガン細胞』が認められるまでは、あなたはまだ完全に『卵巣ガン』とは確定できません。

なぜなら、卵巣は、本来、親指の第一間接までの大きさしかないような、うずらの卵くらいの大きさの臓器です。
その卵巣は、腸などの臓器の裏側にあり、子宮などのように膣から細胞を切り取って、細胞検査をするガン検査方法が取れません。
ゆえに、とても異常がみつけにくい場所の臓器とも言えますし、また「卵巣が腫れる」(卵巣が腫れる症状は、排卵や、生理、妊娠初期でも現れることがあります)などの症状があっても、なかなか「腹痛」という症状に出ないことも多く、卵巣が腫れてる状態を何かのついでで、超音波で見てもらったら、卵巣の腫れがあるとわかって、『卵巣がん』が運良く初期に見つけられる方もいます。

上記のような理由で、「卵巣がん」は、非常に症状が出にくいガンなので、『サイレントキラー』と呼ばれるゆえんです。

(※1)腫瘍マーカーとは、がん細胞の目印になる物質の総称です。
腫瘍マーカーが高くなると、がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質を血液で検査することで、がんの診断または治療の目印として役立つものとして、ガンの可能性を測る一つの目安です。
腫瘍マーカーの検査によって、体のどの部分に出来たガンなのかや、又、がんの細胞はどんな性質か、どの治療が有効か、手術後にとり残しがないか、再発がないかなどを調べることができます。
しかし、多くの腫瘍マーカーの数値が高くても、ガンでなかったりする事も多く、また反対に、腫瘍マーカーに反応しないがんもあったりするので『ガンの断定』には不確実なところがあり、これだけでがんの有無を診断することはできません。


12年経った今も、私は、5種類の腫瘍マーカーを再発の兆候がないかどうかを調べる為に、半年に1回調べています。(ちなみに私の測っているマーカーの種類は、SLX・CEA・CA125・CA19−9・CA72−4です。)

あなたの今の不安定な気持ち、言い知れない将来への不安と恐怖、私や、ここの皆・・・
今のあなたと全くおなじように不安だったと思います。

でも、今は手術の結果を待って、余計な雑念は出来るだけ取り払って、「もし・・・ガンだったら?」という結果のシナリオを自分の頭の中に描くのはもう止めましょうね。
今は、お笑いの番組やマンガ本でも見て、ゲラゲラ笑って、少しでも肩の力を抜いて、イヤな事は一瞬でも忘れましょう
(そうですね、でも、なかなか、これがやろう・・・と思っても難しいのですが、私たちもそうだったので、よ〜く良くわかりますよ)

でも、手術はお医者様にしか出来ないことです。
今はお医者様を信用して、自分の体を主治医に預けて、『悪いところがあるならば、キチンとその部分を取ってしまって頂いて、その後は、ゆっくりと私の健康を取り戻そう』くらいに大らかに構えて下さいね。

アレコレ、今から考えていても、自分は、預言者ではないのですから、術後の結果は、出てみないとわからないデス。(患部を切ってみたら、胸水が肺いっぱいに溜まったのに・・・「結果は良性だった」という、うちの母の例もあります。
うちの母は、私が卵巣ガンで倒れた、その2年後、同じく「卵巣腫瘍」と判り、同じ大学病院、同じ主治医によって、手術を受けました。誰もが私の例が先にあったので、主治医より「悪性の可能性は50%」と言われていても、家族も本人も、先に私のことがあったので、100%、母も私と同じ悪性だろうと思っていたのです。
が・・・開腹してみたら、ナント!母は良性腫瘍だったのです。
卵巣腫瘍が大きくなりすぎて、頸捻転を起し、謎の腹痛に度々、悩まされていたのです。)

そして、どうか・・・、ここを読んだ皆さん、皆さんのお友達にも是非、卵巣がん検診を受けるように、婦人科に友達同士で行くようにして下さい。(婦人科は一人で行くには独身者の方々には、かなりの勇気が居る場所ですよね)

早期発見、早期治療はがん治療の基本です。
卵巣がんも同様です。

今は、卵巣がんと術後、診断を受けても、ステージ(がんの進行度)や、ガンの種類によっては、卵巣は2個あるので、もう片方の卵巣と子宮に異常がない場合は、それらの郭清手術はされず温存してもらえる場合も出てきました。
(将来、もっと医学も抗がん剤の研究も進み、又、卵巣がんの早期発見の検査方法が血液検査だけで判るなどの方法が実用化されれば、もっと多くの方々が、初期で、そして、片方の卵巣・子宮温存という方もどんどん将来は、きっと増えていく傾向になっていくことでしょう。)
私の時代(12年前)では、絶対にそれはあり得ないことでした。

そして、手術方法も抗がん剤も、今は日進月歩で、進んでいます。
卵巣がんになっても、ステージ(がんの進行度)や、卵巣ガンの種類によっては「温存してもらえる可能性もある時代になってきた」のです。(現実は患者の意向が、全部の病院でステージが軽くても温存が認められない病院も、なお多数あることは否めませんが、認められる病院は確かに存在します。)

そして、なお、万一、術後の細胞診の結果によって、再発防止の為に(若いあなたの大切な将来を守るために)卵巣や、子宮が全部採られてしまっても、『結婚』もそして、『幸せになれる道』も、これで全部閉ざされたわけではないことを、どうか知っておいて下さい。

そして、また退院したら・・・どうかまた、ここに戻って来て下さいネ☆

ここには、あなたと同じ体験をした、多くの独身の仲間がいます。
ツライ思いをしてるのは、あなた一人ではないこと・・・、助けてくれる仲間も、私のHP以外にも、トップページにリンク集に掲げてあります通り、あなたに優しく手を差し伸べてくださる、優しいステキなHPが多数あります。

そして、この『ゆあの部屋』は、私が当時、独身で同じ同病の仲間が一人もいなかったことのツラサを、今の時代にも同じ思いを一人でも同じ思いはして欲しくないなあと思い、『独身者の方々が集えるHPを作りたい』と思って開いたHPです。
仲間には、既婚者の方々もいます。でも、同じようにあなたを優しく迎えて下さっている方ばかりです。
私も、PCを手に入れて、初めて同病の方々とHPを通してネットで知り合い、こうして、何年も何年も助けられて来ました。(こうして、自分でHPを作ろうなんて、最初は、思ってもいませんでした。)
もちろん、他の婦人科ガンで、同じように、子宮・卵巣を止む無く郭清された方々も同じお仲間です。
ここのHPの中にも現在、治療中の方も、そして、経過観察中の方も、本当にたくさんの仲間がいます。

トップページのカウンターの数を見て下さい。
ここのHPには、掲示板はありませんが、この数字でわかるようにこのネットの裏には、たくさんのあなたと一緒に歩いていこうと、頑張っている方が多勢います。

ちなみに私が、このHPを立ち上げたのは、今年の平成17年3月20日からです。

最後に、絶対に自分一人だけで悩まないで下さいね。

私の闘病時は、いつも自分一人だけで悩んできました。
私の闘病中も何度にも渡る治療中にも、こんなにHPはなかったし、同病の同じような歳の人も、卵巣がんの助け合いの会みたいなの物も、その頃はまだありませんでした。

この管理人の私が、告知を受けた30歳の独身の時、恋人も夫もいませんでした。
孤独で、今のようにインターネットで、情報を集めれることもなく、知る術は『家庭の医学』の本のみでした。
病室は、既婚者の方々ばかりで、何度も眠れない夜を過ごし、時には、デイルームで膝を抱えて声を殺して泣き、声を上げて泣きたい日は夜中にそっと、産婦人科病棟を抜け出して、病院の受付の広い誰もいない待合室に隠れて行って、声を上げて泣きました。

今は、既婚者・子供なしの私ですが、このHPの管理人の時は、心は独身者の当時のその頃にタイムスリップします。
独身の時に体験した闘病は、今も昨日のようにはっきりはっきりと思い出せるからです。

もう既婚者のあなたに、『等身大(独身者)の私の苦しみ』がわかるはずがないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、どうして結婚できた私が、このHPを立ち上げようと思ったか、克服記・その他色んな項目に目を通して頂ければ幸いです。

ここは、あなたの側に不安なときは、いつも寄り添えるそんな場所であったらいいなあと思っています。

かつての私のように、孤独に膝を抱えて泣くような夜を、もう誰一人経験して欲しくないから・・・。
つらくなったら、哀しくなったら、いつでも、ゆあへメールからメールを下さい。
病院からなら、あなたの携帯電話のメールからでもいいです。
もし・・・眠れない夜があったら、メールしあいましょうね。そのうちに眠くなって寝れるから・・・。(笑)
(看護師さんに怒られちゃうかな?)
<ゆあへのメール>のメアドは、yua724@m2.pbc.ne.jpです。
たいがい私は夜中の2時くらいまで起きてます(笑)

あなたの心が、少しでも軽くなるように、私の存在は微力だけれど、たかが、ネット、されどネットだけれども・・・心からあなたを、そして一人一人の仲間を大事にして行きます。
そして、ここの皆と一緒にゆっくり歩いていきましょう。

そして、いつかここの皆と、『オフ会が出来たらいいなあ〜』と夢を描いてる私です。
同じ経験をした仲間に会うことで、ネットを離れた現実で実際にお互いに顔を合わせて話すことで、
「本当に私だけじゃなかったんだ!」と確信し、強くなれる瞬間をじかに感じて欲しいから。
誰がそれを一番求めているって、実はこの私なのかもしれません。(笑)

今日の一日は、あなたにとって、本当にびっくりして、本当に疲れた1日だったことでしょう。
ここを読んで、少しでも安心して心が落ち着かれたら、幸いです。

つらくなったら、お願いだから我慢はしないで下さいね・・・。
ここは、そのためにあるのだから。
そのためにあなたと私はこのHPで出逢ったのだから。

世の中の出逢いに偶然なんかあり得ないのですよ、誰一人、何一つ。
この世の存在するあらゆるものには、ちゃんと意味があるように・・・

そしてね、神様は、あなたにあなたが耐えられるだけの試練しか与えないものです。
あなたは、この試練を必ず必ず、耐えることが出来ます。そして・・・最後にまだ答えは出ていない。
止まない雨はない・・・、明けない夜はないのです。

                                  

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